大会の様子 - クレディセゾン

クレディセゾンからのミッション

日本中にワクワク働く人があふれ出す
クレジットの仕組みを活用した革新的なサービスを提案せよ

【審査講評】

クレディセゾンに提案した7チームは、どのチームも
今年のミッションのキーワード「ワクワク働くこと」について深く探求し、
それぞれ異なる着眼点から考えられたものであった。
どのチームもエントリー時から格段にブラッシュアップされており、
その内容の深さや、プレゼンテーションの完成度の高さには、本当に驚かされた。

見事、クレディセゾン賞を獲得したのは、西大和学園中学校の「Ah!Squat Ch.」。
スマートフォンのアプリを使って、働く人と消費者を繋げ、
お互いがよりワクワク働くことができる仕組みを提案した。
消費者は商品やサービスの内容を評価し、提供側はその評価を受け取ることで
嬉しい気持ちになり、働くことへのワクワクが増えるという企画だ。
クレジットの仕組みもしっかりと活用された具体的で分かりやすい提案だった。
寸劇を盛り込んだプレゼンテーションも圧倒的で、見る人をひきつけた。
考え抜かれた企画の完成度の高さとプレゼンテーションの勢いが
クレディセゾン賞の決め手となった。

最後まで、クレディセゾン賞を争ったのは、埼玉県立新座総合技術高校「teamAOKI」だ。
仕事でイライラすることがポイントに代わり、
貯まったポイントで会いたい人に会えるというアイディア。
ネガティブなことをポジティブに変える逆転の発想は、審査委員から高い評価を得た。
また、貯まった「イライラポイント」はデータ化され、毎月ポイントを確認することで
自分自身を見つめ直し、成長の機会にするという仕組みは秀逸であった。
ミッションの核心をついた、洞察力の深さに大いに驚かされた。

圧倒的な調査力と論理的なプレゼンテーションで聞く側を驚かせたのは、
渋谷教育学園渋谷中学校の「Kisetsufuuu」だ。
このチームは、安心して生活を送ることがワクワク働くことに繋がると考え、
Com stationという託児所や児童館、
老人センターを備えた複合型施設をクレディセゾンが運営するという提案を行った。
クレディセゾンの強みである『信用力』やグループのネットワークを活用したプランからは、
彼らの社会に対する問題意識の高さがうかがわれ、
その内容の緻密さは中学生とは思えない完成度の高さで審査委員一同、驚かされた。

トップバッターとして堂々とした発表をしてくれたのは、
京都産業大学附属高校の「Kurekure」だ。
このチームは、独自のアンケート調査で得た
「より分かりやすく、使いやすいクレジットカードのサービスを作ってほしい」という
消費者のニーズに応える提案であった。
スマートフォンのアプリを使って、クレジットカードの支払いを割り勘にできる機能や
目標の貯金額を設定し、それを達成するとクーポン券をもらえるというサービス。
アイディアの革新性や堂々としたプレゼンテーション、オリジナルの振り付けなどは、
聞いている側もワクワクさせられるもので、審査委員からも高く評価された。

育英西高校の「Twinkle」は、企業単位で導入するカードの仕組みを考えた。
個人は会社での働きに応じてポイントが貯まり、
そのポイントは商品と交換することができる。
そして、個人のポイントの1%は企業ポイントとして貯まり、
社内の交流会やレクリエーションに活用できるという仕組みだ。
このチームの素晴らしい点は、調査力だ。
クレディセゾンの顧客層や企業文化・企業理念をしっかり調べているだけでなく、
セゾンカウンターへ訪問し、担当者の方から聞いた話を提案に盛り込んでいた。
クレディセゾンについて、ここまで詳しく調べてくれたことに、
審査委員一同、感心しきりであった。

中学生男子4人組で元気よく発表をしてくれたのは、
エスコラピオス学園海星中学校の「ヒトデMAX370」。
ワクワク働くとは、悩みがない状態であると考え、
オンライン上で悩みを解決するサービスを提案した。
悩みを解決するアドバイスをくれた人には、「Good job Point」が与えられ、
そのポイントは商品と交換が出来たり、ポイントが高い人には、
就職時に優遇が与えられるというアイディアであった。
また、単に悩みを解決するだけに止まらず、その後、就職支援を行うというアイディアや、
このサービスを世の中に広めるための方法、クレディセゾンの利益に至るまで、
とことん考え抜かれた内容で、その深い探求力は高い評価を受けた。

ファーストステージの最後を飾ったのは、鷗友学園女子高校の「クレイジーちゃんs」。
このチームは「褒める」という行為に着目し、消費者・生産者・クレディセゾンの3者が
ワクワク働けるサービスを提案した。
消費者は気に入った商品に対し、「褒めポイント」を付けて評価し、
その貯まったポイントを企業の試供品と交換することができる。
一方、生産者は消費者から褒められることにより、よりワクワク働くようになる。
最後に、クレディセゾンはこのサービスを運営することによって
利益が得られるという仕組みであった。
アンケート調査による裏付けもしっかりされており、
サービスの完成度やプレゼンテーションを含む全体の構成力の高さについては、
申し分ないものだった。

すべてのチームが、全力を出し切った、あっという間の2時間であった。
それぞれがミッションに対して真摯に向き合い、
深い探求力で自分たちならではの答えを見つけて発表してくれた。
生徒たちが見せてくれた本気のまなざしと無限の可能性、
そして、何よりこのステージにたどり着くまでの努力に心からの拍手を送りたい。

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