クエストカップ2021 NEWS

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

いよいよ最終日を迎えたクエストカップ2021 全国大会!

2021年2月28日(日)、5日目の本日は、企業探究部門「コーポレートアクセス」のセカンドステージ、とうとうグランプリ受賞チームが決定しました。

この記事では、大会の様子と、グランプリおよび準グランプリ受賞チームをお知らせします。

企業探究部門「コーポレートアクセス」セカンドステージ

本日は、企業探究部門「コーポレートアクセス」のセカンドステージでした。

セカンドステージでは、ファーストステージで「企業賞」を受賞した12チームが最終プレゼンテーションを行い、「グランプリ」および「準グランプリ」を決定しました。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

2020年度コーポレートアクセス 協賛企業

1 朝日新聞 大阪府 追手門学院大手前高等学校 OTM times
2 カルビー 新潟県 新潟県立津南中等教育学校 チームうすしお
3 博報堂 岐阜県 多治見西高等学校 NEW FUTURE
4 富士通 京都府 京都市立西京高等学校附属中学校 チームβ
5 三菱地所 東京都 渋谷教育学園渋谷中学校 御前会議
6 メニコン 兵庫県 百合学院高等学校 FUNKY TONNY
1 アデコ 大阪府 大阪高等学校 おでこ
2 大正製薬 奈良県 西大和学園中学校 奈良に通う兵庫県民(往復4時間)
3 大和ハウス 東京都 実践女子学園高等学校 PTW
4 テレビ東京 奈良県 西大和学園中学校 the smallest
5 パナソニック 香川県 高松第一高等学校 ピノソニック
6 吉野家 長野県 長野県上田千曲高等学校 チーム牛さん

審査会場は、パナソニックの未来をつくる実験区「100BANCH」。グランプリ審査委員4名が、グランプリを決める審査を行います。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

グランプリ審査委員(写真 左から)
教育と探求社 代表取締役社長 宮地 勘司
株式会社フランチャイズアドバンテージ 代表取締役 田嶋 雅美 氏
法政大学キャリアデザイン学部 教授 児美川 孝一郎 氏
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授 米倉 誠一郎 氏

「全力で受け取ります!がんばってください!!」

前半:Eグループ

前半は、Eグループの企業賞を受賞した、6チームの発表です。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

1.朝日新聞企業賞 大阪府 追手門学院大手前高等学校 「OTM times」

まず最初に発表してくれたのは、朝日新聞の企業賞を受賞した、大阪府の追手門学院大手前高等学校のチーム「OTM times」です。

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朝日新聞からのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。「成熟した若者」が動き出す朝日新聞の社会を豊かにする新サービスを提案せよ!」に対して、「やりたいこと」に一緒に取り組んでくれるチームとメンバーとマッチングして夢をかなえられるアプリ「Bird」を提案しました。

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「成熟した若者」とは、「年齢・性別・経験は関係なく向上心や意欲のある人々」と考え、やりたいことがあるのに動き出せない人が、自分のやりたいことや目標を実現できる場となる、仲間を見つけたり、コンテストに応募して企画を実現するサポートが受けられるサービスを発表してくれました。

2.カルビー企業賞 新潟県 新潟県立津南中等教育学校「チームうすしお」

次に発表してくれたのは、カルビーの企業賞を受賞した、新潟県の新潟県立津南中等教育学校「チームうすしお」です。

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「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。 「すべての命がワクワクする」食の未来を描いた カルビーの企業 CM を提案せよ!」というカルビーのミッションに対し、農業のやり方を教える舟で飢餓を救う「ぽて島」を提案しました。

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日本の食のありかたや世界の飢餓に注目し、「すべての人々がお腹すいた」を楽しめる世界を、というコンセプトで、すべての人がお腹がすいたら食べられる世界をえがき、船の上で農業をしながら世界をめぐり、農業のやり方を伝えていく提案でした。

3.博報堂企業賞 岐阜県 多治見西高等学校 「NEW FUTURE」

次は、博報堂の企業賞を受賞した、岐阜県の多治見西高等学校のチーム「NEW FUTURE」です。

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博報堂からのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。人が生涯のなかで「学ぶ瞬間」を最大化できるいまだここにない仕組みを提案せよ!」に対して、「ヨウムー」という鳥型のロボットを提案しました。

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学ぶ瞬間の最大化とは「主体的に深く考える」ことだと考え、利用者に「質問」をすることで内省をサポートしてくれる、鳥類で最も賢い鳥といわれる「ヨウム」をモチーフにしたロボットを、自身の体験をもとにしたエピソードを交えながら発表してくれました。

4.富士通企業賞 京都府 京都市立西京高等学校附属中学校 「チームβ」

次は、富士通の企業賞を受賞した、京都府の京都市立西京高等学校附属中学校のチーム「チームβ」です。

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富士通からの「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。一人ひとりの「持ち味が響き合う」社会を創り出す富士通のデジタルサービスを提案せよ!」のミッションに対して、五感で感じる情報を発信できるアプリ「Brain Connect」を提案しました。

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クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

発信することができるツールが多くある中で発信していない人も多いことに注目し、誰もが簡単に楽しく発信できるよう「脳の感覚」を直接伝えることができることを考え、医療技術への応用や、自分たちが伝統工芸品を体験したときの感動体験を共有したいといった想いについてもお話してくれました。

5.三菱地所企業賞 東京都 渋谷教育学園渋谷中学校 「御前会議」

次は、三菱地所の企業賞を受賞した、東京都の渋谷教育学園渋谷中学校のチーム「御前会議」です。

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三菱地所のミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。子々孫々につなぎたい、「想いと力が湧き上がる」まちづくりを提案せよ!」に対して、社会奉仕活動をしてポイントをためることができるアプリ「みことのり」を提案しました。

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日本における生活困窮者への支援制度が他国より整っていないことや、地域の人とのつきあいが少ないといったことに着目し、アプリを用いたポイント制度を利用して、社会と関わりながら住まいと憩いの場を低価格で手に入れられる企画をお話してくれました。

6.メニコン企業賞 兵庫県 百合学院高等学校「FUNKY TONNY」

Eグループ最後のチームは、メニコンの企業賞を受賞した、兵庫県 百合学院高等学校のチーム「FUNKY TONNY」です。

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メニコンからのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。世の中に「みるよろこび」が溢れ出すワクワクの新事業を提案せよ!」に対して、見えない困りごとを見える化するアプリ「KEYカード」を提案しました。

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ヘルプマークをつけていても「若いんだからたちなさい」といわれるといった経験をもとに、困りごとを見える化して助け合いやすい社会をつくるために、見えない病気を抱えている人たちが座席を譲ってもらいやすくなるアプリを提案しました。

後半:Qグループ

午後の後半は、Eグループの企業賞を受賞した、6チームの発表です。

1.アデコグループ企業賞 大阪府 大阪高等学校 「おでこ」

後半のトップバッターは、アデコグループの企業賞を受賞した、大阪府の大阪高等学校のチーム「おでこ」です。

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アデコグループからのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。「人の中にある多様な可能性」を呼び起こすアデコグループの新事業を提案せよ!」に対して、待機児童問題を解決する「学校内保育」を提案しました。

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潜在的な保育士不足問題に着目し、働けるうちはいつまでも働きたいというアクティブシニア層の存在や、保育士に年齢制限がないこと、学校で生徒たちや保育士たちが関わる可能性を発表してくれました。

2.大正製薬企業賞 奈良県 西大和学園中学校 「奈良に通う兵庫県民(往復4時間)」

次は、大正製薬の企業賞を受賞した、奈良県の西大和学園中学校のチーム「奈良に通う兵庫県民(往復4時間)」です。

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大正製薬からのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。人の「元気の源」を生み出すこれまでの大正製薬を超える新商品を提案せよ!」に対して、活動していても脳を休ませることができる装置「NEYOKA」を提案しました。

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元気の源は、やりたいことをやれること。そのために睡眠時間がネックになっていることに注目し、鳥やイルカの半休睡眠のように寝ながら起きることを可能にする装置を発表してくれました。

3.大和ハウス工業企業賞 東京都 実践女子学園高等学校「PTW」

次は、大和ハウス工業の企業賞を受賞した、東京都 実践女子学園高等学校のチーム「PTW」です。

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大和ハウス工業からのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。「生きるを面白く」する大和ハウスの新たなビジネスを提案せよ!」に対して、多様性を認めることができる社会をつくる「教育の場」を提案しました。

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生きるを面白くするというのは、意見をぶつけあいながらも認め合える、多様な考えがある社会。自分たちが海外で過ごした経験から、そのために幼少期の体験、教育が大切と考え、子どもたちを対象とした教育のプロジェクトを発表してくれました。

4.テレビ東京企業賞 奈良県 西大和学園中学校「the smallest」

次は、テレビ東京の企業賞を受賞した、奈良県 西大和学園中学校のチーム「the smallest」です。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

テレビ東京からのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。「まだ見ぬ自分」が花開くテレビ東京にしかできない新事業を提案せよ!」に対して、「考える」ことに特化したテーマパークを提案しました。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

「まだ見ぬ自分が花開く」、実は知らなかった新たな自分の一面をみつけるのは人と出会ったときだと考え、全く違う考えの人をグループにして話し合う場を考案。「金魚は飼われていることを知らない」といった話や、「縄文時代は誰が遊ぶことにお金を払うと思っただろうか、次は考えることにお金を払うのが当たり前になる」といったフレーズが印象的な発表をしてくれました。

5.パナソニック企業賞 香川県 高松第一高等学校「ピノソニック」

次は、パナソニックの企業賞を受賞した、香川県 高松第一高等学校のチーム「ピノソニック」です。

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パナソニックからのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。「生きている実感」が湧き上がるパナソニックの新事業を提案せよ!」に対して、監視カメラとAIを搭載した花型ロボ”ソニちゃん”を設置し、街を笑顔にする提案をしてくれました。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

生きている実感には、無自覚の安心感が必要と考え、犯罪防止のためのアイデアとして、笑顔の力に注目して笑顔認証を利用することを考えたり、花は人の心を安定させる、花が多い地域は犯罪が少ないといったことをもとにした花型のロボの企画をお話してくれました。

6.吉野家ホールディングス企業賞 長野県 長野県上田千曲高等学校「チーム牛さん」

最後は、吉野家ホールディングスの企業賞を受賞した、長野県の長野県上田千曲高等学校
のチーム「チーム牛さん」です。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

吉野家ホールディングスからのミッション、「ここからの、あたりまえを私たちがつくる。「かけがえのない存在」となるために、飲食業の新しい可能性を開く事業を提案せよ。」に対して、摂食障害の人たちを対象に配慮を行うサービスを提案してくれました。

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

現代社会で摂食障害が増えていることや、普段の食事を変えようとがんばりすぎてしまう隠れた摂食障害があることに注目し、病院と提携してお店に行きたくてもいけない人が家族と一緒に飲食店にきてくれるようになる企画を発表してくれました。

グランプリ&準グランプリ発表!

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

グランプリおよび準グランプリは、各グループごとに審査を行いました。どの作品も素晴らしく、審査委員同士でも議論になった模様です。

そして決まったのがこちらのチームです!

Eグループ

グランプリ
カルビー企業賞 新潟県 新潟県立津南中等教育学校「チームうすしお」

準グランプリ
博報堂企業賞 岐阜県 多治見西高等学校 「NEW FUTURE」

Qグループ

グランプリ
テレビ東京企業賞 奈良県 西大和学園中学校「the smallest」

準グランプリ
アデコグループ企業賞 大阪府 大阪高等学校 「おでこ」

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Eグループ グランプリ
カルビー企業賞 新潟県 新潟県立津南中等教育学校「チームうすしお」

「すごい嬉しい!がんばってよかった!うれしいビー!」

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Qグループ グランプリ
テレビ東京企業賞 奈良県 西大和学園中学校「the smallest」

「一年前くらいに一緒にやりたいといってくれて、そこから走ってきて、ここまでこれると思っていなかった。めっちゃ嬉しいです!」

クエストカップ全国大会、最終日!企業探究部門「コーポレートアクセス」グランプリが決定!

最後に、チームごとへの講評と振り返りを行い、これにてクエストカップ全国大会 2021は幕をとじました。様々な人たちが相互作用しながら、多くの学びと、心の動きのあった時間となったことと思います。

ご参加いただいた生徒の皆さん、先生方、企業の方々、観覧の方々、素晴らしい時間をありがとうございました!