【クエストカップ2024 全国大会(1日目)】社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」(ファーストステージ)と「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ 」 のハイライト/「「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ 」のグランプリ受賞結果
2024.02.12大会1日目(2月12日)は、社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」(ファーストステージ)、「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ 」の発表会が行われました。「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ 」の「グランプリ」「チェンジメーカー賞」受賞校、及び「ソーシャルチェンジ」のファーストステージを通過し「チェンジメーカー賞」を受賞した12チームをお知らせします。当日のハイライトもぜひご覧ください。
【「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ 」グランプリ発表】
「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ 」は、クラーク記念国際高等学校 広島キャンパス FUNCチームがグランプリを受賞しました!おめでとうございます!
■受賞の喜びを語るクラーク記念国際高等学校 広島キャンパス FUNCチームの皆さん
チームワークの良さが伺えます。
クラーク記念国際高等学校 広島キャンパス高校 FUNCチームの発表内容とその様子
「自信育成」「様々な経験値アップ」「不安解消」の3つができるチャンスを提案。3つを織り交ぜた学習内容、グループワークやワークショップを自分たちで考え、フリースクールや高校の事前登校に導入することで入学前の不安を解消できます。メンバー自身の不登校体験を振り返って、「学校に行っていないからできない、自信がない」という生徒たちが「やってみようかな」と前向きになれるプラン内容です。
■惜しくも2位となった関西大学北陽高等学校 K2Hチームの発表の様子
【「ソーシャルチェンジ」ファーストステージ通過、チェンジメーカー賞受賞チーム】(五十音順)
学校名 | チーム名 |
浦和学院高等学校 | ストッパーズ |
エスコラピオス学園 海星高等学校 | 虚言癖 |
桜美林中学校 | My life |
おおぞら高校 広島キャンパス | Helpers! |
岐阜県立郡上北高等学校 | team印鑑 |
就実高等学校 | Niwasso |
昭和学院中学校 | New school students |
多治見西高等学校附属中学校 | ほーすぴじょん |
東京都立立川国際中等教育学校 | B小町 |
新潟明訓中学校 | キャラメル大福 |
和洋国府台女子高等学校 | チューリップ |
和洋国府台女子高等学校 | ピスタチオ |
※ファーストステージを通過した12チームは、3日目(2月25日)のセカンドステージに進出します。
【「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」チェンジメーカー賞受賞チーム】(五十音順)
学校名 | チーム名 |
関西大学北陽高等学校 | K2H |
クラーク記念国際高等学校 広島キャンパス | FUNC |
【大会1日目の発表ハイライト】
■豊田大谷高等学校 チーム勝紀の発表の様子
作品タイトル「エンジン全開、夢へのラリー:WRCで燃える豊田の挑戦」
地元である豊田市をより豊かにしたいという想いからの課題発表。豊田市で開催されるラリージャパンをより多くの人々が知り、関わっていける大会にするために、そのための解決策の提案です。「ラリージャパンを様々な人に興味を持ってもらえるようにしたい。」という想いがプレゼンから伝わってきました。途中、制服からユニフォームへと衣装チェンジがあり、視聴側はラリージャパンへのイメージを膨らませることができました。
■中間市立中間東中学校 Falcon punchチームの発表の様子
作品タイトル「ホームレスを救いたい」
意図せずにホームレスになってしまった方々がいかに社会と融合して、共生していけるか、という課題の発表。仕事をしたくてもできない人たちや、住むところがない人など、全国のホームレスや困っている人を助けたい!という想いが伝わってきました。
■新潟明訓中学校 キャラメル大福チーム の発表の様子
作品タイトル「放課後子ども商店」
チームメンバーが小学校の頃に学童保育で時間を過ごしたという原体験から着想を得た課題発表。『きゅうくつ』な学童の中で過ごすたくさんの子供たちを、商店街にある空き店舗を学童の一部として利用し過ごしてもらうという、現代の社会課題でもある「学童の施設不足」と「空き店舗の増加」という2つの問題を解決する提案でした。ポスターの表現力が高く、温かい世界観が伝わってきました。学童保育利用者が2013年には90万人だったところ、2023年は144万人というリアルな数字を用いてのプレゼンは説得力がありました。
■昭和学院中学校 感受性豊かチームの発表の様子
作品タイトル「きみの味方のっどん!」
「思いを吐く場所をつくる!」昭和学院中学校のチーム「感受性豊か」は、愚痴を周りに共感・共有してしまう前に、AI(ChatGPT)をベースとした相談アプリを作るというユニークな提案でした。友だちのように語るためのプロンプトが考えられていたりと、審査委員の方もとても感心した様子でした。
■桜美林中学校 My lifeチームの発表の様子
作品タイトル「悩んでいる学生を救うために」
親子関係が大切だと考え「親子の仲を深める会」を開催したいという課題提案。 そこでは自己紹介ゲームと親子DIYを行います。自己紹介ゲームは紙に書いたお題をランダムに選び、相手の答えを当てるゲームでお互いの理解を深めます。親子DIYは一緒にものづくりをすることで自然な会話が増え、団結力が芽生えます。それらを通して、子どもが悩んでいるかがすぐに分かり、話しやすくなるという効果が期待できます。チームの仲のよさが伝わってくる楽しい発表でした。
■東福岡高等学校 よか町つくり隊チームの発表の様子
「先生たちに楽しく仕事をしてほしい!」東福岡高等学校のチーム「よか町つくり隊」は先生たちのクレーム対応の時間をなくすため、通学マナーに関するクレーム割合が多いと調査、生徒のゆとりある登校や地域の方との交流を考えました。
【各部門概要】
■ソーシャルチェンジ
全12コマを通じて、自ら課題を発見し、その解決を探求します。 「ソーシャルチェンジ」では、身の回りの困っている人を見つけ出し、彼らを助け、笑顔にする企画を考えます。 生徒は、自ら見つけた課題に当事者として向き合い、その解決にチームで取り組み、発表します。 社会の一員としての自分の役割を認識し、自ら動き出せる主体性、世の中に新たな価値を生み出す創造性、周りの人を巻き込み実現していく、協働する力を育みます。
■ソーシャルチェンジイングリッシュ
生徒が英語を駆使しながら、自ら社会課題に取り組むプログラムです。生徒が自ら社会課題を見つけてその解決に取り組みます。課題解決や発表のプロセスで英語を使い、よりグローバルな活動へと向かいます。英語による探求型の学びを実践し、CLIL的アプローチや四技能を生かした授業が可能です。