クエストカップ2011に参加されたスカパーJSATのみなさんの生の声が、スカパーJSATの社内報で紹介されました。その一部をここで紹介させていただきます。
【副社長 仁藤雅夫さん】

Q.今年の全国大会の感想は?
ミッションが難しかった。高校生も中学生もあの壮大なミッションにみんな良くチャレンジしたと思う。6社の中で当社が一番難しかったのではないでしょうか。
具体的な商品がある企業は発想の着手はしやすいと思うが、当社は最初から難しい。でも構想の大きさなどは去年のミッションの出し方よりも今年の方があり、結果的に出てくる企画の大きさは今年の方があったと思う。そういう意味ではミッションの狙い通りにはなっていたよね。
Q.全国大会では惜しくもグランプリを逃しましたが?
他のチームはプレゼンがもの凄く上手だったり、またそこに重点を置いているものもあった。一方で当社のチームは他と全然違い最もプレゼンが地味だが、構成はしっかりしていた。最後までグランプリの候補としてあがっていたということを聞き、審査員はしっかり見ていると思いました。
今回はコカ・コーラがグランプリで、それでよかった。やはり伝えるということの重要性はある。面白く伝える、印象深く伝える、ある意味表現力というものも評価の一つですからね。ただ、スカパーJSATと凄く悩んだということを審査員が言ってくれたことが非常に価値があり、パフォーマンスだけでは評価してくれないというメッセージになったと思います。
Q.改めてクエストというプログラムについて思うこと、今後期待することは?
一つの会社を長く研究し、ミッションを考えてというのは、通常の授業にはない面白さがあると思う。普通の勉強の時は目立たない子が、凄く目立ったりするという話を以前聞き、生徒が得るものが大きいとすれば、非常に価値のあるプログラムだと思う。それなりに時間を要するプログラムなので、やはり学校側で相当意識がないと導入は難しいが、もっと広まって欲しいと思う。教育の問題は、何年後かに必ず国力に直接影響するので凄く重要だと思っていて、企業に何ができるか凄く考えないといけないと思う。最終的には自分たちに跳ね返ってくることだから。
当社から出すミッション(課題)は多チャンネル系が2年続き、次も多チャンネルだけど、衛星のことをやっても面白いと思う。衛星はもともと壮大で、最近は宇宙の話題も多い。いいタイミングだと思う。テーマが衛星までいくと逆に自由な発想が生まれやすいかもしれないと思います。
【マーケティング本部 本部長代行 江口覚郎さん】

クエストエデュケーション コーポレートアクセスコースで高校生と関わるようになって2年目。昨年は、高校生から辛辣な意見を聞かされスカパー!サービスの将来が心配になったものでした(笑)。そして、2年目も同じでした。
「テレビって必要なんですか?」、「スカパー!は有料でめんどくさい近寄りがたいサービス」と面と向かって教室で言われたら、正直、うちの社員たちは一体どういう反応をするのだろうと思いました。
パソコンと携帯とゲーム機を身近に持つ彼らには、もはやテレビというハードウェアすら必要ないし、「無料」の動画が観切れないほど溢れているのです。
そんな時代に我々が彼らに課したミッションは、「人と人とが楽しさでつながる革命的なスカパー!エンタテインメントサービスを提案せよ」でした。昨年のミッションが現実的だったので、高校生が社会人になって取り組むべき技術革新すら先取りしてもらおうという意欲的なミッションとしたつもりでした。しかし、その結果、彼らが考えたことは、「テレビが不要」、「有料より無料」ということだったのは、衝撃的でした。
まさに「無」から、ハリウッド映画にも勝るとも劣らない発想をし、ブレストを繰り返し、理論武装し、ステージで発表する高校生はとても頼もしいです。
こうした中学生・高校生が、早ければ5年後くらいには社会人になって会社に現れるのです。
全国大会でのグランプリは他社のチームに渡されました。スカパー!チームは審査員講評で昨年に続き「審査員が迷ったもうひとつの候補」として今年も紹介されました。審査員の大学教授や文部科学副大臣の方々からも評価は高かったのにとても残念でした。
全国大会で発表したチームに限らず、このプログラムに参加した全ての高校生・中学生がこの機会に社会の仕組みを知り、働くことの意味に触れ、自分達がどうして、何を勉強していきたいのかに気づくきっかけを得たはずです。当社が今後とも、こうしたプログラムに参加し、社会的責任を果たしていける企業であることを望みます。
【編成部長 国武慎也さん】
今年も数校にお邪魔しました。学校によっても、また学年によっても課題に取り組む姿は様々です。皆でワイワイ協力してやっているところも多いですが、メンバーのリーダー格の生徒が比較的自分で取り組むケース、はたまたパートを振り分けて、静かにコツコツと自分のパートをこなすケースなどがあります。
ただ共通していることは、決してやらされているという感じではないことだと思います。今回のミッションは少し高校生には難解だったかもしれませんが、彼ら彼女たちは、分からないなりに、そして苦しみながらも考えよう、答えを探そうという気持ちに溢れていたかと思います。
全ての学校に伺ったわけでもないですし、全体としてのミッションの達成度が高かったかと問われれば、そうでもなかったと思います。それでも、自分たちなりに、自分たちのやり方で、取り組む姿勢は、逆に勉強になりました。
昨年も感じましたが、このクエストを通じて、学校にお邪魔して手助けをしたり、教えたりしてますが、実は助けてもらったり、教えられているのは、自分自身なのかもしれないと思ってます。
普段の仕事では思い至らない、新鮮なそして初心に戻れるような瞬間を、このクエストを通じて
感じられたことに感謝しています。ありがとうございました。
【広報・IR部マネージャー 仲原基史さん】

学校訪問では、当社の事業を一生懸命に調べているチーム、企画段階に入り骨子をまとめているチーム、企画をプレゼン資料に落とし込んでいるチームと、何れも真剣にミッションに取り組んでいる学生達の姿がありました。
人と人とが楽しさで繋がり、そして革命的なエンターテイメント。
今回の当社からのミッションは決して易しい内容ではありませんでした。普段の生活で目にする単語ばかりですが、これらが一緒になり一文になってくると奥が深い。学生達は試行錯誤を重ねながらも、発想豊かな提案をしてくれました。
人間の脳をツールにした夢のある提案がいくつかあったことも若者らしい発想だったと思います。
全国大会のファーストステージでは7つのスカパーJSATチームがプレゼンテーションをしてくれました。緊張した表情ながらも、はっきりとした口調で自信を持ってプレゼンテーションをする学生達の姿がとても印象的でした。
一生懸命頑張る姿は何であっても見る側を引きつけます。今回もそれを学生達から学んだプログラムとなりました。
【事業戦略部長 新巻康彦さん】
今時の子たちがうちのサービスをどうとらえ、どんな発想をしてくれるのか、とても興味あり2年連続で見学させてもらいました。
堂々としたプレゼン(というかパフォーマンス?)や「よくもここまで飛躍するよな」というようなすっ飛んだ発想に感心したり、「プロジェクター携帯なんてものが世の中にあったんだ」とまじめに参考になったり、「やっぱりこの年代の子達にスカパー!というのは距離感があるのね」と痛感したり、「我が家の(同年代の)息子はこんな発表が果たしてできるのか」とふと振り返ったり、とにかくあっという間の2時間でした。また来年を楽しみにしています。
【お客様サービス部 杉原里衣さん】
「人と人が楽しさでつながる革命的な”スカパー!エンタテインメント・サービス”を提案せよ!」って、他のどの企業のミッションよりも難しかったと思います。(ちなみに、ワタシは「革命的」という単語のところで頭が固まりました)
参加した学生さんたちは、ネットで見たい番組を好きな時間に「無料」でみている世代です。コカコーラや無印良品などの身近な商品と違い、普段触れる機会が(少)ないスカパー!のサービスを企画することは、想像以上に難しかったはずです。
だから、、、、正直きっと説得力などない夢物語のような企画ばかりなのだろうなと思っていました。でも、脳波計測に関する最先端技術について、大学の先生に電話して調べていたり、最先端の携帯技術を使った新サービスを提案したりと、「夢」を形にするために丁寧なリサーチをしていました。プレゼンテーションも歌あり、寸劇あり、映像ありと、とてもユニークで、見る人の心をわしづかみにするパワーに満ちていて、「ナメていてごめんなさい」とすぐに心の中で謝りました。と、同時にこんな凄い子たちがあと5年後に新入社員として入ってくるかもしれないという現実に震え(怯え)ました(笑)来年こそは優勝を勝ち取らせてあげたいです!
【広報・IR部 森井淳子さん】

一言で言うと、10代のパワーの凄さを見せつけられ、ただただ感動し、活力を貰った気がします。
企業側が言うのもなんですが、彼らがチャレンジしているミッションは相当難しい。かなり漠然としたたった3行程度のミッションに、どうしたらこんな企画に辿り着くのだろうか?と。大人では思いも付かないような発想、展開など、驚かされ、こちらが教えられることも多くありました。
10代という若い時に、ゼロから自ら学び、考え、自分なりの答えを出すというプロセスを学ぶことがどれほど今後の人生に役立つか。こういった経験は財産だと思います。若い時にこういったことを経験できる環境下にあることをうらやましくも思いました。
そして、ある程度の覚悟はあったものの、まず衝撃だったこと。会社はもちろんのこと、スカパー!というサービスがいかに中・高生に知られていないか、興味の対象外ということです。私達が当たり前のように思っていたことは彼らにとっては普通に疑問。いざ質問されると、説明に意外と苦労したり。生徒が考える中で、答えを渡すのではなく、生徒自身が考えて答えに辿り着けるように、生徒の発想が広がるようなアドバイス、接する難しさも経験させて頂きました。日本の未来を担ってくれる若い世代のこれからに、協賛企業として少しでも役立てればよいと思いました。
2011年度のプログラムは既に始まっていますが、今年はどんな素晴らしい企画が提案されてくるのでしょうか。今から楽しみです。

<スカパーJSAT賞を受賞した“スカパー with 畑”のみなさんと記念撮影>